変わったクリプシュホーンを買取しました。


こんにちは!ここのところ何かと忙しく、オーディオ紹介の更新が滞っておりました。こちらの買取サイトを立ち上げにともなう準備や作業が続いていたので、なかなか手がつけられずにいたのですが、やっとサイトの本格的な始動ができる体制が整いましたので、これからどんどん新しい情報をアップしていきますよ!

さて、今回はこちら

クリプシュホーンを買取させて頂きましたので、ご紹介致します。


2つ並んだクリプシュホーン

クリプシュといえば、米国を拠点にスピーカー製品を専業としている、老舗音響メーカーさんです。

非常に古くからオーディオ界にかかわっており、ルーツをさかのぼるとおよそ70年以上前には既にスピーカー作りを始めていたようです。創設者のポール氏は、ホーンユニットの優位性に早くから注目し、いち早くそれを形にしてしまいました。出来上がった第一号機となるホーンスピーカーは、優れた音質がとても話題となり、多くのオーディオファンに瞬く間にクリプシュの名を知らしめることとなりました。

これによって、現在の製品にも独自のホーンスピーカーが受け継がれているのが特徴となっています。

今回買取品は、クリプシュの集大成として持てる技術を全て投入し世に放たれたトップモデルでした。38cmウーファーと搭載した大型のオールホーン型となっています。

モデル表記の部分

ただ、画像を見ていただければわかるとおり、当店にやってきたクリプシュホーンは基本的なユニット構成は従来のものと同じですが、比較的よく見かける木目調のエンクロージャとは違い、ブラックカラーに染め上げられています。また、素材自体も米松をメインに使われているのでかなり仕様が違う状態です。

現在の中古市場で見かけるものはほとんどがKB-WO型というものなのですが、買取品のものはKC-FBという業務用向けに用意されていたもので、ここ日本ではまずお目にかかれない非常に貴重なお品物でした。

前のオーナー様はかなりの趣味人だったようで、オーディオのほかにも多くのコレクションをお持ちだったそうです。合わせてお使いになられていた真空管アンプなども数多くあったそうなのですが、残念ながらそられは壊れてしまったことをキッカケに処分してしまったということでした。このクラスのSPと併せて使用されていた物ということは、きっと大変な貴重品だったことでしょう・・・!残念ですがこればっかりはタイミングなので仕方がないことですね。

当店ではあらゆる状態のオーディオ機器も問題なく買取対象となるので、諦める前にぜひ一度落ち合わせください。